ヘンレーロイヤルレガッタ レースレポート
◇◇L.A.クルー 英国ヘンレーロイヤルレガッタ参戦◇◇
ボートの祭典、英国伝統の「Henley Royal Regatta(ヘンレーロイヤルレガッタ)」※が7月1~5日、ロンドン郊外のヘンレーオンテムズ(2112m)にて行なわれ、L.A.クルーは三菱ボートクラブ代表としてThe Wyfold Challenge Cup他3種目に参加し、ベスト16の成績を残しました。今大会の遠征にあたりご協力いただきました三菱養和会、三菱ボートクラブ、英国三菱商事会社のみなさま方に厚く御礼申しあげます。 ※「ヘンレーロイヤルレガッタ」とは、テムズ川中流の街ヘンレーオンテムズで毎年この時期に開催されるアマチュア最大のボート競技会。イギリスでは7月の第一週を「Henleyweek(ヘンレーウィーク)」と呼び、イギリス国内だけでなく海外からも多くの観客が訪れる。この大会は通常のボート競技と違い、1対1でレースを行ない勝利したチームのみが次戦に進出できるトーナメント方式の大会である。また観客席にはドレスコードが設けられており、ブレザーやドレスで着飾った観客が毎日数十万人の規模で賑わう。 |
スチュワードエンクロージャーにて |
Silver Goblets & Nickalls’ Challenge Cup(舵手なしペア:ベスト16)
この種目は、国際レースで各国の代表になった経験があっても参加できる種目で、本戦トーナメントに出場できるクルー数は16クルーに限られる。昨年の北京オリンピックの余韻が残る今年は、世界各国からオリンピックのファイナリストやトップレベルの選手がこの種目に参加し、当部からは今年の日本代表に選ばれた「光岡・浜田」が舵手なしペアで出場した。迎えた1回戦、いきなり今年のワールドカップのオープンカテゴリ(※体重制限なし)で優勝している「ニュージーランド代表」と対戦することとなった。レースはスタートから果敢に攻め序盤はリードするも、パワーで圧倒する「Murray & Bond, New Zealand」に少しずつリードされゴール。ベスト16という結果となった。しかし、世界で優勝するクルーとのレースは、彼らをさらに成長させる良い経験となった。今後に期待したい。 |
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Wyfold Challenge Cup(舵手なしフォア:ベスト16)
この種目、今年で160回を数える「ヘンレーロイヤルレガッタ」の中でも古い歴史をもつ種目で、イギリスのクラブチームの間でも人気が高く、本戦出場枠が32クルーに限られているが、出場枠を獲るためにクラブチームが毎年チカラをそそいでいる。ベスト32から始まった1回戦、昨年この種目の優勝チーム「Tyne R.C.」と対戦、スタートから果敢に攻め少しずつリードしゴール3艇身半の差で勝利し2回戦へ勝ち上がった。そして2回戦「Star Club」との戦い、スタートから両クルーとも譲らない展開ではあったものの、中盤から少しずつ「Star Club」にリードされゴール。ベスト16で敗退となった。2回戦の相手とのチカラの差が僅差であったこともあり。非常に悔しい結果となったが、この経験がさらに選手を強くするだろう。今後に期待したい。 |
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Diamond Challenge Sculls(シングルスカル:橋 予選会出場)
この種目、国際レースで各国の代表になった経験があっても参加できる種目で、今年はさらに昨年北京オリンピックのシングルスカルで優勝した選手も出場しており、世界的にも注目度の高い種目となった。この種目に入社2年目の髙橋は「予選会」から出場した。予選会は本戦と同じテムズ川での会場で行われ、イギリス全土から集まった選手がタイムトライアル(タイム測定)で上位が本戦へ出場することができるが、髙橋は惜しくも本戦出場を逃がす結果となった。しかし、国際レベルでのレース経験が彼を強くすることだろう。 |
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