第99回全日本選手権大会 レースレポート
◇◇第99回全日本選手権大会◇◇
2021年10月28日(木)〜31日(日)埼玉県戸田オリンピックボートコースにて開催され、当社から男子エイト、男子シングルスカル、女子クォドルプル、女子ダブルスカルの4種目に出場、女子クォドルプルが優勝・男子エイトは2位に入賞しました。本大会は当初9月末に行われる予定であったが、新型コロナウイルスの影響で1ヶ月延期しての開催となった。
- 女子クォドルプル 優勝
- 男子エイト 2位
- 女子ダブルスカル 5位
- 男子シングルスカル 11位
女子クォドルプル 優勝(2年振り通算5回目)
昨年は関西電力に一歩及ばず2位で終わったこの種目。今期は中日本レガッタ、全日本選手権と負け無しでここまで来たが関西電力とは初対戦となる。8月には編成を整えた後は大会延期も手伝い2ヶ月以上に渡ったが、故障者もなく順調に通過、低レートでのトレーニングタイム、あと特に課題としたスタートダッシュに磨きをかけ、おかげで過去にない一体感あるスピードを手に入れて自信を持って今大会に臨むこととなった。
予選、準決勝では全クルー中トップタイムで危なげなく決勝へと進み、いよいよ関西電力、デンソー他大学勢との最終戦だ。面々には「絶対に勝つ」という表情が漂う中スタートした。その序盤ほんの少し出られるがセトルダウンからトップに躍り出ると500mでプランどおり半艇身先行、中間1000mでは予想外にも2艇身近くに伸ばすことに成功、後半も一切緩めることなく他クルーを圧倒しゴールした。
メイン種目での6秒以上もの差をつけての勝利、また決勝レコードタイムとなる6分39秒6は、昨年の雪辱を果たすには十分過ぎる見事なレースとなった。
(写真:S土屋 愛 3木野田 沙帆子 2廣内 映美 B上田 佳奈子)
男子エイト 準優勝
ここ4年間、決勝進出も成らず長い暗いトンネルであったがようやく抜けることができた。個々の能力は決して引けはとらないもののエイト編成後に狙った艇速が出せないことが数年続いてきたが、中溝監督、中村主将を中心に今期はトレーニングだけでなく、クルーの更なる一体感のために多くのミーティングを重ね、全員でどうしたら良いか試行錯誤を重ねてきた結果だ。
予選では王者・NTT東日本(5連覇中)を凌駕して全体トップタイムをたたき出した。女子クォドルプルとの同時予選トップタイムはこれまで初めてのことだ。準決勝も大学勢相手に危なげなく通過し5年振りの決勝進出にいやが上にも戦闘モードが盛り上がる。その決勝、スタートから果敢に攻めNTT東日本の遅れをとることなく500mを通過、1000mまでにやや先行を許すも水は開かない攻防が続き、1500m付近では先に仕掛け逆カンパス差にまで詰め寄ることに。ここから一気に追い上げるかにも見えたもののNTT東日本が渾身のスパートを見せて万事休す、3秒8差でゴールとなった。敗れはしたものの2015年以来の2位となったことで若いクルーは来期につながる大きな糧を得た結果となった。
(写真:C西村 大河 S新井 勇大 7濵谷 奎介 6中村 澄人 5久保 如竹 4中田 悠介 3橋本 太一 2是澤 祐輔 B鎌田 宜隆)
女子ダブルスカル5位
(写真:S瀧本 日向子 B長谷川 穗)
男子シングルスカル 11位
(写真:清水 諒)