第87回全日本選手権 レースレポート
◇◇第87回全日本選手権 女子エイト王座奪還◇◇
9月10~13日、国内最速クルーを決める「第87回全日本選手権」が埼玉県戸田オリンピックボートコース(2000m)で開催され、男子舵手なしペアおよび女子エイト(戸田中央総合病院RCと混成クルー)が優勝、女子舵手なしクォドルプル、男子シングルスカル・久保が2位、男子エイトが3位に入賞しました。各種目の決勝レースはNHK教育テレビにて全国放送され、L.A.クルーの活躍を全国の後援者の皆さまへお伝えすることができました。 |
男子舵手なしペア 優勝
入社4年目の長﨑・入社2年目の髙橋の2人は、予選、準決勝と調子をあげ決勝戦にのぞんだ。決勝スタートは横一線、500m地点から徐々にリードを奪い、1000m地点で徐々に他チームを引き離す。後半では他のクルーの猛烈な追い上げにも、慌てず自分たちのクルーの漕ぎを集中しトップでゴールし優勝。決勝に残ったどのチームよりもクルーの完成度が高く、2人でクルーを組んで1ヵ月間の努力と集中力を感じさせたレースとなった。 |
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女子エイト 優勝
この種目、L.A.クルーと戸田中央総合病院RCの混成クルーとして出場。普段スカルオール(1人が2本のオールを持つ)で漕いでいる彼女たちにとっては、エイト出場は初の試みとなったが、予選・準決勝と進むにつれ、クルーの完成度も増し、むかえた決勝戦では予選では10秒も負けていた早稲田大学クルーを逆転し、劇的な勝利となった。女子部員が一丸となって勝ち取った勝利は、今後の女子部の活躍を予感させるすばらしいレースとなった。 |
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女子舵手つきクォドルプル 準優勝
予選から全体の上位タイムをたたき出し、「女王奪還か?」と期待された女子舵付クォドルプル。決勝戦ではスタートから前年の優勝クルー中部電力と前々年度の優勝クルー早稲田大学との激しい戦いとなった。スタートで早稲田大学がリードし、1500mで早稲田大学と1艇身差。勝負をかけ早めのラストスパートで追い詰めるも、あと一歩のところで優勝に届かずその差は0.99秒。悔しくも準優勝となった。この悔しさをバネに新潟国体では、必ず優勝を目指し有終の美を飾ってもらいたい。 |
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男子シングルスカル 久保 準優勝
予選から危なげないレースで勝ち上がった久保。準決勝も危なげないレースで勝ち進み、むかえた決勝。この種目で今年の世界選手権で4位となった武田選手(ダイキ)との戦いに臨んだ。前半から果敢に攻めるも、徐々にリードを奪われ、残念ながら2位でゴールした。しかしながら、今シーズン前半で体調を崩していた久保がここまで回復してきており、今後のレースでは更なる躍進を期待したい。また入社2年目の本田も本種目に出場。予選では前半から積極的なレースを試みるも、予選にて敗退となり悔しい結果となった。今後に期待したい。 |
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男子エイト 3位入賞
予選をL.A.クルーがトップタイムで準決勝進出。しかしながら準決勝ではタイム順が変わり、予想のできない決勝レースとなった。決勝スタートは横一線。500m地点から日本大学に徐々にリードを許し、1000m地点では一艇身差。ラスト1500mから早めのラストスパートにて追い上げるも、前半の遅れを取り戻せず、大学生チャンピオンの日本大学に優勝を渡す形となった。この悔しさを今後の練習に活かし、来年は必ず王者奪還することをチーム全員で再確認した。 |
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女子シングルスカル 首藤 8位入賞
新人の首藤はシングルスカルで練習を重ね、今大会に臨んだ。1レース毎に首藤本来の力強い漕ぎをみせ、順位決定に進出。順位決定では、粘りを見せるも、一歩及ばず、8位に終わった。試合ごとに成長している首藤だけに、今シーズン残りのレースでは更なる結果を期待したい。 |
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