第85回全日本選手権 試合レポート
◇◇第85回全日本選手権 男子エイト準優勝◇◇
男子エイト史上初の5連覇は、決勝で惜しくも東レ滋賀に敗れ歴史的快挙達成はなりませんでしたが、NHKのTV全国放送でもL.A.クルーの活躍の模様が映し出され、見るものを熱くさせるレースでありました。 またチアリーディング・マーメイズの皆さんには、LAクルーへの応援のみならず会場を大いに盛りあげていただきました。ありがとうございました。 |
男子エイト 準優勝
男子エイトは4月の開幕戦で東レ滋賀を敗り優勝、5月の朝日レガッタは東レ滋賀が勝利し、今シーズン一勝一敗で今大会を迎えた。 「全日本選手権5連覇」を合言葉に、シーズンオフから過酷なトレーニングを積み今大会を迎えた。そして迎えた予選、いきなりライバル東レ滋賀との対戦。予選のレースではスタートから互いに譲らない展開になったが、相手に前に出られた所からリズムが狂い予選を奪われる。続く敗者復活戦・準決勝とリズムを修正し決勝へ。決勝もやはりライバルは東レ滋賀。レースは序盤から一進一退の攻防が続き前半はリードしたものの、ラスト500mで捕らえられ逆転負けで5連覇を逃した。例年になく連覇へのプレッシャーや硬さもあったが、レースを通じて本来のスピードが出せず大変悔しい敗北であった。 |
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男子ダブルスカル 3位入賞
入社2年目で昨年からコンビを組んでいるダブルスカル。開幕戦から上位に入賞し、今大会も予選トップタイムで通過し優勝を狙った。ライバルは昨年のアジア大会金メダリストのアイリスオーヤマ。決勝レースではそのアイリスオーヤマに食い下がり中間点の1000mを4秒差の2位で通過し逆転範囲内にいた。後半さらにアタックするも、スピードが鈍ったところを逆転され3位でゴール。トップチームへの果敢なアタックは優勝への意気込みを熱く感じさせ、今後の成長を期待できるレース内容であった。 |
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女子舵手つきクォドルプル 4位入賞 (TV中継)
この種目2年ぶりの出場。新人選手も加わり5月の大会で優勝するなど好調で今大会を迎えた。決勝にはこの種目4連覇中の早稲田大学、新興の仙台大学、そして社会人強豪の中部電力と、女子のメイン種目の決勝にふさわしいメンバーが集結。実力では早稲田が少し抜けているとの評判もささやかれたが、実際にはどこが勝ってもおかしくない。決勝のレースも序盤は先行許すも中盤は互角の戦い。しかし終盤まで粘り強く上位に仕掛けるも、序盤の遅れを逆転できずそのままゴール。上位チームを確実に捉えており惜しいレースだっただけに、次大会での挽回を期待したい。またこの種目は7分を切ることが難しい種目。決勝タイムからもハイレベルな戦いの跡が伺える。 |
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女子シングルスカル谷口 6位入賞
この種目は今年も日本代表経験者など多数がエントリーし、ひときわレベルが高い。谷口は今年入社の新人であるが、決勝進出(ベスト4)を目標に今大会を迎えた。予選は落ち着いたレース運びで危なげなく準決勝へ進出。このまま決勝の切符を手にするかと思われた準決勝であったが、女子強豪チームのデンソーの選手に2.6秒の僅差で惜しくも敗れ、決勝進出を逃した。目標の決勝進出はならなかったものの強豪クルーが数多出場する中で価値ある6位入賞であり、次レースでの更なる飛躍が期待できる。 |
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男子シングルスカル佐藤
今大会残念ながら予選そして敗者復活戦での敗退となった。予選では元日本代表の澤津選手(今大会決勝進出)に次ぎ2位で敗者復活戦へ。敗者復活戦ではトップに0.1秒差で敗れ準決勝進出を逃す大変悔しい結果だった。上位の選手の背中は見えており後半戦での巻き返しを期待する。
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