第56回全日本社会人選手権 試合レポート
◇◇第56回全日本社会人選手権 男子舵手なしフォア連覇!女子シングルスカル優勝!◇◇
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男子舵手なしフォア2連覇!
今年の世界選手権日本代表3人を軸に2連覇を達成した。3週前に佐藤が肋骨を疲労骨折するハプニング、しかも欧州遠征を控えており無理は禁物。そのため他メンバーはペアおよびシングルスカルでの練習で補いこのレースに臨んだ。決勝では100%の仕上がりにはほど遠かったものの、自力で勝るLAクルーが他クルーを圧倒し連覇を達成した。代表3名にとっては気持ちのよい壮行レースとなった。
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女子シングルスカル藤阪初優勝!奥平5位!
優勝候補は日本代表経験のある原田選手(デンソー)、内藤選手(関西電力小浜)で、藤坂の優勝は誰も予想していなかった。高校・大学とタイトルには無縁だっただけにうれしさもひとしおであった。この種目の国内3大大会(全日本選手権、全日本社会人選手権、国民体育大会)でのタイトル獲得は快挙、全日本選手権の舵手なしペアもあわせて2冠達成。秋の国民体育大会も射程に入った。
今回は勝つことよりも自分の力を試そうと思ってレースに臨んだため、私自身この結果に驚いています。女子シングルスカル優勝は初めてであり、本当に嬉しく思うと同時に大きな自信となりました。今後も頑張ります!
(藤阪談)
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女子シングルスカル30歳以上 狩野2位!
連覇のかかる狩野か、それとも本レース初参加の内山選手(デンソー)か。ともに元日本代表選手のレースに注目が集まった。決勝では内山選手に終始先行されながら中盤で粘りを見せしかけるもスタートの遅れがひびき2位。連覇はならなかったものの見ごたえのあるレースとなった。
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女子ダブルスカル2位&3位
開幕戦から優勝するなど今年はこの種目が非常に好調にきており今回も優勝候補にあげられていたが、惜しくも優勝に届かず稀代&阿部が2位、ダブルエントリーの藤阪&狩野は3位に終ってしまった。毎試合上位に食い込み常に優勝へ手が届くところにいる種目だけに次回へ期待したい。
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男子シングルスカル上條2位!
多数のエントリーの中、予選から激戦が繰り広げられた。最も強敵は三洋電機の小畑選手。元五輪代表で先の朝日レガッタを制し全日本選手権でも決勝に進出している大ベテランだ。決勝ではその小畑選手をターゲットにほぼマッチ勝負となり最後までもつれたが、ベテランが意地を見せ惜しくも2位となった。
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男子舵手なしペア2位
先週行なわれた全日本軽量級選手権のメンバーで連続優勝を狙っていた。ライバルは軽量級のリベンジに燃える中部電力と、このレースに絞ってきた東レ滋賀。日本選手権の決勝を思わせる対戦で目が離せない展開となったものの僅差で2位。1秒半に4クルーという大接戦であった。
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男子ダブルスカル4位
光岡&湊にとっては調子を上げてきていただけに悔しさが残った。予選で警視庁やトヨタ紡織に勝ち、あとは関西電力美浜のみと意気込み決勝へ。しかし勝ちを意識しすぎてか逆に堅さが出てリズムを崩してしまった。肝心なところでの反省が残ったが新人の湊は着実に力をつけてきており次回がまた楽しみだ。
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男子エイト2位
決勝は全日本選手権決勝進出の3クルーが出揃いハイレベルな戦いとなった。我々はダブルエントリーでのエイト優勝を狙ったが、一方のNTT東日本東京と中部電力はこれ1本に賭けてきた。決勝ではNTTと500mまでほぼ並び後半勝負に突入したが、さすがに疲労からか艇速を伸ばすことができず2位に終わってしまった。しかし久保を欧州遠征で欠いたうえダブルエントリーにもかかわらず最後までライバルクルーを追込んだことにチームの成長を大いに感じる結果となった。
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